Onijawa Bros Motorcycle Club Harley-davidson

Harley-Davidson Carburetors

■ Linkert Carburetor

リンカートキャブレター
バタフライ式の強制開閉型キャブレターです。
ハーレー社に採用されたリンカートキャブレターは、約40タイプ程あります。
メインバレル径・ベンチュリー径・スロットルディスクアングルなどによって分類されています。
1インチ・1-1/4インチ・1-1/2インチと大きく3つに設定されています。

調整はアイドリング時・低速時の(IDLE)と中速時・高速時の(POWER)という2本のニードルにておこないます。
アイドリングはエンジン側上部にあるスプリング付のネジで調整します。
右にまわすとアイドリングは高くなり、左にまわすと低くなる。
チョーク機能は手動で5段階に調節できます。


■ Bendix Carburetor

ベンディックス(ZENITH)キャブレター
1966年〜1971年までの全モデルと1971年〜1975年の1部のモデルに搭載された、アメリカ製のバタフライ式キャブレターです。
セッティングはアイドルスクリューとエアミクスチャーで調整をします。

アイドルスクリューを絞め込むとガスは薄くなり、緩めると濃くなります。
しかし、モデルによってはアイドルスクリューのついていないタイプもあります。
エアミクスチャーはスロー系のエアを調整するで、これも絞め込むと薄くなり、緩めると濃くなります。


■ Keihin Carburetor

ケイヒンキャブレター
1971年〜エボリューションの前期まで採用さられた日本製のバタフライ式キャブレターです。
ハーレー ビックツイン系 口径38mm
ハーレー XLモデル系 口径35mm

調整は、エアミクスチャーで簡単におこなえます。絞め込むとガスが濃くなり、
緩めると薄くなります。前期型はアイドルスクリューがありますが、後期型はここに蓋がしてあります。


■ S&S Carburetor

固定ベンチュリー型でバタフライバルブのみで混合気の流れを調整します。
ボアの口径と、長さにっよってA〜Gまで6種類に分類されています。

● A B
基本的に外形が異なるだけです。中の構造は同じ形状をもっています。
ボア入り口の口径は1-7/8インチで、ボアの長さもノーマルタイプです。

● D
ボアの入り口の口径は2-1/4インチと大口径になります。
ボアの長さはAとBと同じになります。

● E
ボアの入り口の口径は1-7/8インチです。
ボアの長さはショート(ショーティー)です。

● G
ボアの入り口の口径は2-1/4インチです。
ボアの長さはショート(ショーティー)です。

● F
サイドにフロートが設置されているタイプです。
ボアの長さはノーマルタイプです。
ボアの入り口の口径は1-7/8インチと1-3/4インチと2種類あります。

● TWO−THROAT
バタフライは1本のシャフトに連結されているので、開閉の誤差はなく、前後のシリンダーに同量のガスが送れるようになっています。
ボア入り口の口径は1-5/8インチです。(2個あるせいか他のモデルよりも小さい)
専用のマニホールドは内部が独立してあります。


■ SU Carburetor

リベラエンジニアリング製の負圧サーボ型キャブレターです。
(負圧サーボ型とは、スロットルがバタフライバルブに連結していて、その開閉によって混合気が流れる量を調整し、
エンジンの負圧を利用してバキュームピストンを上下させ、ベンチュリーを変化させるものです。現行ハーレーケイヒンCVキャブと同じ方式)
セッティングが出しやすく初心者でも扱いやすいキャブレターです。
負圧式なのでカットアウェイが設けられています。加速ポンプはありません。
チョーク機能がないので、真鍮製のティクラーポンプで燃料を送り込んで始動します。


間違い・ご意見などありましたら、こちらから連絡お願いします

inserted by FC2 system